
ぜひ、みなさんにオススメしたい本をご紹介します。
今回ご紹介するのは、松浦弥太郎さんの「100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート」です。
松浦さんは「COW BOOKS」という中目黒にある古書店屋さんの代表であり、現在はcookpadに勤めていらっしゃいます。「暮らしの手帖」の編集長としてご存知の方も多いと思います。
100の基本は、松浦さん自身が日々、仕事や暮らしをしていく中で、計画や目標、習慣にしたいこと、大切にしたいことなどをリスト化した「松浦弥太郎の『100の基本』」と、スタッフ全員で話し合い、守っていきたいこと、心がけたいことをリスト化した「COW BOOKSの『100の基本』」が記されています。
読み進めていくと、松浦さんの考え方はすごいなぁ…と思うと同時に、これは自分の中でも大切にしていることだ!という発見もあります。
100とまではいかなくても、松浦さんと同じように自分の基本を考えて、意識をするだけで、本当の自分の考えが見えてきたり、大きな学びになるのではないかと思うのです。
最後に「松浦弥太郎の100の基本」と「COW BOOKSの100の基本」から一つづつ、私がとても共感した基本をご紹介します。
《松浦弥太郎の100の基本》
原理原則は、正直、親切、笑顔。
正直、親切、笑顔。これが自分にとっては、すべての原理原則だと考えています。悩んだり迷ったりした時にはこの原理原則に立ち返ります。何があろうと、この三つだけは手放さないと決めています。どんなことにするかは人それぞれですが、自分の原理原則を持っているというのは、本当に心強いもの。救い難い失敗をしたとしても、「ここに立ち返ればもう一回やり直せる」という自分の居場所を、自分でつくることができます。
【引用:100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート pp.54〜55】
《COW BOOKSの100の基本》
仕事の目的は、本を売ることではなく、お客様に喜んでもらうこととする。
「売るためにどうすべきかなんて考えない。お客様に喜んでもらうにはどうしたらいいかを考える」これがすべての仕事の基本です。売ることを目的にしたら楽しくありません。売ろう、売ろう、と思ったら、何も売れません。それよりも、お客様に喜んでもらうこと。どうしたら喜んでもらえるか、一生懸命になること。そうすれば自然と結果はついてきます。お客様のほうが選んで買ってくれます。一度買って終わりではない、つながりができます。
【引用:100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート pp.290~291】