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2016-07-13

就労支援に対するスタンス

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グラフィックデザインの制作をメインワークとして活動している、当社では、平成25年より、ライフワークの一環として「IT技術による身体障害者のための就労支援」に取り組んでおります。

ただし、いわゆる「福祉」というアプローチではなく、あくまでも「障害があっても、残された機能を駆使して、自分自身の力で稼ぎ出す!」ということに焦点を当てています。

現在、自立支援法に基づく福祉作業所においては、毎日通って仕事しても、障害者の方には月額1万円~2万円程度の「工賃」しか支払われないそうです。

それも朝から晩まで、ボールペンの組み立てとか、ピーナッツの袋詰めとか、おしぼりのクリーニングとか、名刺の印刷とかの、単純作業の連続です。あまり人道的な労働とは思えません。

それでも発達障害の方や、重度の障害の方にとっては、「仲間と集う場所があるだけ良し」という考え方もありますが、当社ではできる限りパソコンを駆使し、ホームページ制作を習得し、あくまでも「自分の力で稼ぐ」ことで、年金受給のみで生きるのではなく「社会の一員として、もっともっと社会に参加していく!」「納税者となる!」ことを目標に掲げました。

また、障害者の方にとって最大のトレーニングは、数をこなすこと(OJT:オン・ザ・ジョブ・トレーニング)だと思います。

残念ながら、パソコン学習会でのトレーニングや、技術資格の取得では飯は食っていけません。したがって、あくまでも実践の中で、壁にぶつかりながら体で習得していくことが望ましいと考えています。

障害年金は、ひと月換算で約80,000円支給されます。福祉作業所に毎日通って工賃をいただいても、月の収入は合計10万円行くかどうかです。

親御さんが元気なうちはなんとか暮らしていけますが、将来は施設に入所するしか選択肢がなくなってしまいます。がんばって手に職をつけ、ホームページ制作をこなし、月収入が20万円以上になれば、自立生活も視野に入ってきます。
ヘルパーさんに、身の回りの世話を依頼することも可能です。

IT技術が発達した現代は、パソコン端末とインターネットを駆使すれば、離れた場所でのテレワークが実現します。
ということは、自宅での在宅ワークにはもってこいの環境が実現しつつあるわけです。
「仲間作り、学習会」の先には、「仕事の確保・斡旋」とやりがいのあるチャレンジ目標があります。それらを睨みながら、この時代のチャンスを活かすためのお手伝いを、微力ではありますが続けていきたいと思います。

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