
一般にデザインとは「見栄えを良くすること」であると思われています。一方、デザインの見栄えはもちろんですが、むしろ細かく分解して再構築することが、デザインの本来の力であり「情報の整理はデザイン作業の8割以上を占める」とも言われています。
ちなみにアップル社のデザインに対する考え方は、
「物事を整理し、シンプルにする」
「シンプルなので、人に伝わる」
「伝わるので、人が動く」
「行動が変わるので、お客さんが価値を深く理解する」
という一連の流れを狙っているそうです。
iPhoneやiPadが好まれるのも、そのような理由からなのでしょう。
形も画面も操作性も、とても整理されていてシンプルです。
では、どのように情報を分解して再構築すれば良いのでしょうか?
今回は、学生の時、国語の時間に作文を書くために習った「5W1H」に「W」と「H」を一つづつ加えた、大人の「6W2H」について紹介します。
6W2Hは、ビジネスにおける、企画書を書く、事業計画を立てること、などにも使えるフレームワーク(考え方)です。下記のそれぞれの頭文字から6W+2Hです。
Why?(なぜ?)
Where?(どこで?)
When?(いつ?)
What?(なにを?)
Whom?(だれに?)
Who?(だれが?)
How To?(どうやって?)
How Mach?(いくらで?)
というように、Whom?(だれに?)と、How Mach?(いくらで?)の2項目を足すことで、「作文を書く」ことから、ビジネスに応用することへ発展させることができます。
便利ですね…笑!
また、When?(いつ?)ではなく、Why?(なぜ?)から考えることも「コツ」と言われています。
私事ですが、僕の場合は「デザイン作業やビジネス構築」以外に、年老いてなお速射砲のようにしゃべりまくる母親の話を理解するために「6W2H」を駆使しています…笑!