
ぜひみなさんにオススメしたい本をご紹介します。
今回ご紹介するのは、髙田郁さんの「八朔(はっさく)の雪 みをつくし料理帖」です。八朔とは八月朔日(ついたち)のことをいいます。
こちらは「みをつくし料理帖シリーズ」の1作目。みをつくし料理帖シリーズは10冊で完結となっています。

テレビドラマ化もされたので、ご存知の方も多いと思います!
こちらの本は時代小説で、江戸時代が舞台です。
主人公は澪(みお)という名の若い女料理人。両親を8歳で亡くし、様々な苦難を経験しながらも、奉公先の人々や勤める料理屋の店主など、周囲の人に支えられて、料理人として成長していく物語です。
澪は小さな頃に「雲外蒼天(うんがいそうてん)」の相があると言われます。これは、澪の人生には苦労が絶えないが、その苦労に耐えて精進を重ねれば、必ず真っ青な空を望むことができるということ。
この言葉の通りに、たくさんの苦労が訪れますが、苦労に頑張って立ち向かう澪の姿にとても励まされます。
また、何と言っても出てくる料理がとても美味しそうなのも、こちらの本をオススメするポイントです!
出てくる料理は、江戸時代のその土地の材料を使って作られたもの。
料理だけでも美味しそうなのですが、登場人物が料理をとても美味しそうに食べるので、本当に食べたくなってしまいます。
実は髙田郁さんの本を読むまで、時代物の小説はあまり得意ではなかったのですが、こちらの本はとても読みやすくて、すらすらと読み進めることができます。
料理や食べることが好きなかた、またあまり時代小説を読んだことがない方にもオススメしたい本です!

こちらは、みをつくし献立帖。
みをつくし料理帖シリーズでは、物語に出てきた料理のレシピが本の最後に載っているのですが、紹介しきれなかったレシピを収録した本です!
みをつくし料理帖の料理を実際に作ってみたので、これからレシピをご紹介したいと思います!