コラム

センス入門

sense

ぜひみなさんにオススメしたい本をご紹介します!

今回ご紹介するのは、松浦弥太郎さんの「センス入門」です。
以前、松浦さん自身が日々、仕事や暮らしをしていく中で、計画や目標、習慣にしたいこと、大切にしたいことなどをリスト化した「100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート」という本をご紹介したのですが、今回は松浦さんが考える「センス」について綴られた本です!

まずは「センスがよい」とは何か?という話しから。
本を読む前に、「センスがよい」とは何か?と考えてみると、とてもオシャレな感じ…のような漠然とした答えしか見つかりませんでした。

松浦さんが考える「センス」とは、「選ぶ」もしくは「判断すること」。それは、まわりに流されることなく、正しい情報や知識、鋭い観察によって、勇気を持って決めるちからとも言えます。

例えば、目立つことがオシャレとは限りません。場や相手、出来事に自然になじんでいて、不自然さやストレスがないということもオシャレと言えます。
何を着ていたか思い出せないけれど、その人はとてもセンスの良い人だったと言われる方が良いということです。

つまり、センスがよいというのは、服装だけではありません。人づきあいの仕方や話し方、時間の使い方などの選択やその場の判断がセンスがいいということに繋がっていきます。

本を読んで、自分の行動の中で1番センスがなかったなぁと思ったのは「失敗をしないようにすること」です。
例えば、「口コミ」や「ランキング」で情報を得ようとすること。
よくやってしまいます…

「いい」という口コミで「当たり」だけを続けていると、自分で心から感動する機会や新しい発見をする可能性を捨てているということになります。
たとえ失敗をしたとしても、自分で経験をしたら、それは自分の成長になります。

また、これは目標にしたい!と思ったのは、自分ひとりが満足するのではなく、たくさんの人に幸せを与えられるかどうかがセンスの良い選択だということです。
「センスがよい」を日本語で言うと、「美徳」であると松浦さんは言います。「美徳」とは「人に尽くす」や「人に対してすなおに生きる」、「自分自身にとても正直にすなおに生きる」ということ。

普段の生活でも、仕事でも、このような「センスのいい人」になりたいものです。