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立鉾鹿島神社さまの例大祭ポスター

福島県いわき市の立鉾鹿島神社さまの「例大祭のポスター」を制作しました。

立鉾鹿島神社の由緒
立鉾(たてほこ)とは武甕槌神(タケミカヅチノカミ)が東北平定の際、この地に至り山に登り鉾を立て、これから進攻する東方を眺望したことから立鉾の名で呼ばれるようになりました。
社伝によると、平城天皇朝大同二年(西暦八〇七年)魍魎(もうりょう=怪物)が現われ神職「藤原朝臣信次」が辻に鉾を立て、殿内に籠もり祈願し退治したと伝えられています。

社殿は当初山頂に建立されましたが、その後天暦三年(西暦九四九年)領主「赤目崎住前出羽守平朝臣則重」により山下東北隅の地を卜し遷座されました。
天正元年(西暦一五七三年)焼失し、同五年領主「岩城左京太夫平親隆」により現在の地に造営されました。

以後歴代の領主の信仰篤く社殿修復・社参祈願・奉納品(神輿・纏等)と多くの寄進がなされました。
中でも「猿田彦(さるたひこ)」面は、いわき市の有形文化財に指定されています。
江戸時代には正一位立鉾大明神と称されました。

神輿渡御(みこしとぎょ)

神輿渡御は、例大祭の中で重要な儀式の一つです。
この儀式では、神社の祭神を祀った神輿(みこし)が地域の信者や参拝者によって担がれ、神社の境内や町内を練り歩きます。

神輿渡御の意味や由来

  1. 神聖さと神様の降臨:神輿は神職によって神社の祭壇から降ろされ、地上の世界に降臨した神様を象徴します。
    神輿を担ぐことで、神様が地域を巡り、地域の人々に神聖なエネルギーや祝福をもたらすと信じられています。
  2. 神様への奉納と感謝:神輿渡御は、地域の人々が神様への奉納や感謝の気持ちを表す機会です。
    神社の祭神は、豊かな収穫や災害からの保護、地域の繁栄などをもたらす存在とされています。
    神輿渡御を通じて、地域の人々は神様に感謝を捧げ、神聖な存在との結びつきを強めます。
  3. 祓いや浄化の意味:神輿渡御は、地域や参加者を祓い清める役割も果たします。
    神職が神輿の前に立ち、祓いの祝詞を唱えることで、邪気や災厄を払い、神聖なエネルギーを広めると考えられています。
  4. 地域の結束と共同体の象徴:神輿渡御は、地域の人々が一体となって力を合わせる行事です。
    神輿を担ぐ参加者は、地域の結束や連帯感を象徴し、協力と共同体の精神を表現します。
    神輿渡御を通じて、地域の人々は一同に集まり、祭りの盛り上がりと共に地域の文化や伝統を大切にする意識を共有します。

神輿渡御は、神道の信仰や地域の伝統に深く根ざした儀式です。
神様と地域社会との結びつきを強め、豊かな祝福と神聖なエネルギーをもたらすことを目的として行われます。

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