彫刻家 深谷直之さんよりご依頼いただいた案件です。
茨城県出身の深谷さんは、東京藝術大学で学び、フランスで研修後、活動の拠点を日本に戻しました。
数多くの展覧会で作品を展示し、国内外で受賞歴も豊かな彫刻家です。
茨城県内で公共モニュメントも手掛け、全ての石彫作品は機械工具を使用せず、手作業の道具だけで加工および研磨が施されています。奥様はチェロ奏者の城戸春子さん。
シンボルマークもデザインさせていただきました。
深谷さんの原案のスケッチをもとにリファインしました。
写真の作品は「大地の循環・ホルン The Circulation of the Earth : Horn」
花崗岩Granite W220×D220×H65cm 2008
第54回一陽展に出品 <損保ジャパン美術財団奨励賞受賞>/東京都港区六本木 国立新美術館/2008
牛久市中央生涯学習センター野外展示場に展示/茨城県牛久市/2018–2019
自然界は絶えず動いています。隆起した地塊は、氷河、川、海、雨、風などの様々な浸食作用を受け、やがて大地に帰って行きます。今私たちが目にしている風景は、長い地球の歴史の中の、束の間の姿なのです。
氷河の浸食作用によってできた、鋭く尖った岩峰をもつ地形を、ホルン(氷食尖峰・ひょうしょくせんぽう)と言います。この作品は山頂から麓の生命体へと、日々繰り返される自然界からの恩恵の物語の一断片を、大地の素材である石に刻み、具象化したものです。
牛久市中央生涯学習センター 野外展示のためのコメントより
氷河の浸食作用によってできた、鋭く尖った岩峰をもつ地形を、ホルン(氷食尖峰・ひょうしょくせんぽう)と言います。この作品は山頂から麓の生命体へと、日々繰り返される自然界からの恩恵の物語の一断片を、大地の素材である石に刻み、具象化したものです。
牛久市中央生涯学習センター 野外展示のためのコメントより
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